桐たんす 田中 英二

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歴史・特徴 LOGO

桐たんすの製造、及び桐タンスの削り直し(修理・修復)にご縁を頂いて25年になります。
その間、数多くのお客様と共に歩ませて頂いております。
「伝統工法のみならずオリジナルの新工法を取り入れる」
また、「サイズを小さくしたり」、「全く違ったものに作り変えるなど」お客様のご要望に合わせて製品作りをを行っております。
修理後100年使用できるたんすを目指して修理・修復を行っております。
具体的には、ホゾなどの板の接合部分に接着剤を充填しての締め直し。板が薄い場所などに補強を施す。
などたんすの基礎構造部分からの修復を行っております。


田中 英二/桐たんす作品

桐たんす/制作工程

名 前:田中英二
工芸品:桐箪笥
住 所:墨田区立花5-9-5テクネットすみだ4F
略 歴:昭和39年 東京墨田区生まれ
昭和62年 ソフトウェアー制作会社退社
昭和63年 桐たんす伝統工芸士「田沢謙介」氏に師事
平成2年  桐たんす仕上げ職人「高木新一」氏に師事
平成8年  墨田区長より「すみだマイスター」認定を受ける
平成9年  第5回すみだマイスター創作大賞で作品「桐の中の切り子」で大賞受賞
平成10年 銀座松屋にて「グループ生き粋の仕事展」出品
平成11年 「伝統的工芸職人による作品展」において最優秀賞受賞 受賞作品「桐のカウチ」
同年    建築家・川口とし子さんとのジョイントでイタリアミラノにて個展開催。
      東京銀座で行われたレセプション会場にて約200名の前で製作実演を行う。
平成18年 「桐屋田中」専務取締役就任
平成19年 所ジョージさんの劇的「ビフォー・アフター」で桐たんすの削り直しを行う
平成22年 桐たんすの老舗メーカー「桐屋田中」退社株式会社二葉桐工房設立



仕事のこだわり:

 
伝えたいこと LOGO

■ 少年時代

一階が作業場、二階が住居でした。職人さんが何人かいて、よく遊んでもらいました。
道具と端材があったので欲しいものは自分で作るのが習慣になっていました。
ローラースケートが欲しかったので下駄にキャスターを付けて自作したことがあります。
職人さん達の姿が汚いと思っていいたため、将来職人にはなりたくないとおもっていました。



■ 職人になるきっかけ

写真(160x120) ソフトウェアーの制作会社で、大手企業のシステムの開発を行っていました。
自分ではあこがれの仕事に付いたつもりでしたが、内容は過酷で例えば一俵のお米の中からたった一粒の形の違う米粒を見つけるような作業でした。
モノづくりと言えば確かにモノづくりです。
しかし桐箪笥のような伝統工芸品を作るモノづくりとは違うと思いました。
それから家業である桐箪笥作りに魅力を感じるようになりました。


■ 職人になってから現在

写真(160x120) 最初に教えて頂いたのは、道具の手入れ、刃物の砥ぎ方またそれの大切さです。
自分の手足となる道具を常にベストな状態にしておくことは、いいものを作るには絶対必要なことです。かといって道具の手入れに時間を費やしてしまっては モノを作る時間を削ってしまう。
新潟で修行していたときは早朝、バケツに入っている水が凍っていてそれを割って刃物を研いでいました。
転職をして職人の道に進んだせいか辛いとか全く思いませんでした。
それよりももっと上手に作りたい、もっと早く作れるようになりたい、そんな気持ちでいっぱいでした。
職人になりたての頃がちょうどバブルの絶頂期、今ではもう作る機会が全くなってしまった高級品を数多く手がけました。


■ 職人哲学

写真(160x120) 職人は見て覚えると言ったもので、親方は弟子に仕事を教えるのではなく仕事を見せることが一番です。
私の師匠はどちらかと言うと、詳しく教えてくれる人でした。
確かにすぐに覚えられるし、分からないところは教えてくれる。
でも本当に肝心なところは言葉では伝えきれないし工程とか技術を断片的にしか教えてもらえません。
やはり師匠の段取りから作業全てをトータル的に理解できないと師匠の足元にも及ばないと思います。



■ 私の目標・夢

平成22年に残りの人生を職人として生きる決意のもと独立開業しました。
お客様一人一人から要望をお伺いしてそれに基づいてモノづくりをする
お客様が本当に欲しいと思うモノを形にする
今まで培ってきた技術も経験も全てはお客様の為にと思っています。
私が作ったものに喜びを感じ、良かったと思ってくれる人が一人でも多くなるが夢です。

■ 連絡先

氏 名:田中 英二
住 所:墨田区立花5-9-5 テクネットすみだ4F
電 話:03-6657-0627
URL:http://futabakirikoubou.co.jp/
メール:PCメール